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旅の途中

5月7日は、ウイルス対策としてZoomで分かち合いをしました。初めての方2人を含む6名でした。慣れないZoomにも挑戦してくださいました。

 

きっかけとしてのお題は「病気(うつ)になって失ったもの、得たもの」から始めました。

 

私はいつも、自分のことばかり考えてしまいます。自分がどれだけしんどいか、苦しんでいるか、失ってきたか、、、。(または一生懸命考えて、何を得たか) 

 

でも今回、他のメンバーがどれだけ深く苦しみ、失い、それでも生き残ってきたか、を聞かせていただく貴重な体験をすることができました。

 

「自分よりもずっと失ってこられた、それでも生き残ってこられた」と率直に感じたとと同時に「それでも別に、不幸の度合いを比べているわけでもないし」という気もしてそんな自分を恥じ入りました。私自身「自分の基準で生きること」を「病気で得たもの」と思うのですから。

 

病気もまた、人生の旅の一部、です。

 

人はそれぞれ自分にしかない旅を歩んでいます。まだはじめの数キロで靴ずれができた人もいれば、もうずっと歩き続けて慣れてきた人も、または疲れ切った人もいますし、荷物がとても重い人もいる。それぞれが自分にとってかけがえのない、自分にしかない旅を歩んでいます。第三者の基準でその「幸せ度合い」「不幸せ度合い」なんて測れるはずがありません。

 

それぞれの旅の途中で出会った友とは、同じ道を歩んでいるようでいて全く別の旅です。それでも出会ったことは真実で、その出会いを、ただ喜び、慰め、励まし合うことができれば、、、と願います。

 

マ・カタリーナは巡礼の旅の途中での、宿屋の食卓のようなものであればと願っています。

 

ぜひあなたも、自分の旅の物語を友と出会って語ってみませんか。

 

ジョン