· 

家事~完璧じゃなくていい。自分を責めないで~

 8月6日(金)の分かち合いは、コロナウイルス感染症拡大を鑑み、zoomにて開催致しました。今回は「家事について」を主なお題として分かち合いを行いました。参加者は6名。

 

 どのような家事を担っているのか、調子の悪い時の家事の遂行状況や工夫、家事に対する思い等を分かり合いました。分かち合いの中で、自分が思い描いているように家事をすることができず自分を責めてしまうという声があった反面、自身の状況に応じて家事の仕方を工夫し楽しんで行っているという声も聞くことができました。

 

 考えてみれば病気を持っていない人でも家事を完璧にこなしている人ばかりではないはずです。家事があまり好きではない人もいるでしょうし、適度に手を抜いて家事をする時間を他の活動に振り分けて充実した人生をおくっている人たちもたくさんおられるはずです。要は、病気であるために家事ができない自分を責めて、余計に気持ちが落ち込んでしまうことが辛いところなのだということに気付かされました。

 

 鬱状態がひどくなれば確かに家事をすることが億劫になり、思うように家事をこなすことができない自分を責めてしまうことは否めませんが、そのようなネガティブな気持ちは、鬱状態が回復すれば必ずポジティブなものへと変えられていきます。

 

 わたしたちは、家事を完璧にこなすために生きているのではありません。家事は自分らしく充実した人生をおくるために必要な健康や清潔を維持するための一つの行為にすぎないのです。

お惣菜を買ってきてもいい。部屋に少しぐらい埃がたまっていたっていい。肩の力を抜いて自分のペースで、楽しめる範囲で家事をしていけばいい。家事をやらねばという重圧で自分を押しつぶすことなく、少々のずぼらさを笑い飛ばして、自分らしく生きていけたらと心が軽くなる思いがしました。                    

 

パウラ