足元の仄かな灯を頼りに

 12月3日(金)の分かち合いは4名の参加で京都聖ヨハネ教会で開催致しました。

今回のお題は「身体の整え方」でした。メンタル疾患を改善するために行っている身体のメンテナンスについて分ち合いました。歩くこと、朝日を浴びること、鍼灸、ヨガ等、各々試行錯誤して様々な身体のメンテナンスを行っていることを分かち合いました。

 その後、分かち合いは就労の話題へと展開され、就労支援事業の利用や障害をオープンにして就職活動をするのかクローズにしてするのかということにも話が及びました。

 分かち合いの中で、一同、身体を整えて、メンタル疾患を改善させることで、「働きたいと思っている自分がいる」ということに、気が付き頷き合いました。

メンタル疾患を患って働くことができなくなったわたしたちは、いつ病気が治るのか分からないという闇の中に放り出されて、将来の経済的な不安に怯え、あるいは世間の多くの人のように思うように社会の中で活動することができない自分に失望しながら日々を必死に模索しています。今、就労したらいったい自分は何がどこまでできるのか?仕事を長く続けることができるためには、職場にどのような配慮を求めればよいのか?等々、障害の様相が外見からは分かりにくく、またその実態も自分自身でも把握しにくいメンタル疾患においてはこのような戸惑いが尽きません。

 様々な焦りや不安や戸惑いの中にあっても、日々希望を失うことなく努力を続ける仲間たちの姿に励まされる分ち合いでした。

たとえ今、暗闇の中をさまよっていても、足元には仄かな灯がわたしたちを照らしている。その灯を頼りに、一日一日今、できることに精一杯取り組んで一歩ずつ前進していく勇気をいただきました。   パウラ