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境界線

 

健康的な境界線(バウンダリー)

 

41(第一金曜日)の分かち合いは、教会ホールにリアルに集まりました。参加者は新しい方2名を含めて7名。テーマは「健康的な境界線」でした。ネタ本は私が読んでとてもためになつた本「境界線(バウンダリーズ)」ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼンド著、です。

 

私にとって人間関係のストレスは自分と他者との境界線を正しく引いていないからだと気付かされました。人に嫌われたくなかったり人を怒らせたくなかったりするために、ついつい迎合的になっているときがあります。それは自分の境界線に他人の侵入を自由に許して踏み荒らせるに任せている状態です。自分のうちの「神のかたち」を粗末にしていることです。またはその逆に、人を自分のいいなりにして支配・管理しようとしているときは、人の境界線の内側に侵入して、その人の境界線を尊重していません。そして当然その人と衝突します。自分は他者を変えることはできず、できるのは自分が変わることだけです。

 

また、私たちの境界線はただ自分を閉ざすためのものではありません。壁には門があるように、自分の境界線にも出入り口があります。それを開いて自分は愛を人に向かって溢れさせ、または人の愛を自分の境界線の内側に受け取ります。愛と友情の交わりこそが健康的な境界線の目的なのです。

 

参加者の中には、私と同じように「いいえと言えない人(とき)」も、「人のいいえ、を受け入れない人(とき)」も、「はい、と言えない人(とき)」も、または「はい、を受け入れることのできない人(とき)」もいました。どれかのタイプに当てはまる、というよりは誰にしもそんなときがある、ということでしょう。

 

ここでも、自分を否定的に見れば「健康的な境界線を引けていない自分」が気になります。ですが少しでも自分を受け入れて肯定するところからはじめて、勇気をもって自分と人との健康的な境界線を引くようにしていきたいと思います。それがストレスの軽減とほんとうに愛し合う人間関係のはじまりになるからです。

 

もちろん、小難しい話だけではなく、ここからいろんな脱線や体験談が語られました。

 

ではみなさん、来月お会いできるのを楽しみにしています。

 

ジョン