逃げることは新たな自分に出会うための選択肢

  12月2日(金)の分かち合いは、7名の参加で行いました。今回のお題は「逃げてよかったこと」でした。

参加者それぞれがこれまでの人生の中で「逃げた」と感じている出来事や逃げたことに対する感情を分かち合いました。逃げると言うとマイナスなイメージでとらえてしまいがちですが、分かち合いを通して、逃げることは必ずしもマイナスであるとは限らないことに気づかされました。わたしたちは決して不真面目に生きてきたのではない。むしろ真面目に誠実に頑張ってきたからこそ、もうこれ以上は無理という状況にぶち当たってしまい、やむなくその状況から逃げるという選択をせざるを得なかったのだということを分かち合いました。

もうこれ以上は無理だと行き詰まり途方に暮れ、逃げ出したとき、意外にも新たな生活の可能性が広がることもあるのです。また、当時は逃げてしまったと後悔や罪悪感に苛まれたとしても、後になって振り返ってみると、あの時逃げたから今の自分があると、逃げたこともまんざらマイナスではなかったことに気づかされることもあるようです。

 本日の分かち合いではこんなことを分かち合いました。

懸命に生きた結果、限界を感じたときには、思い切って新たな道へと踏み出すことは、決してマイナスなことではなく、むしろ自分を本当に大切にするということなのではないでしょうか。逃げることは決して悪いことではなく、長い目で見れば、本当の自分に出会うための人生における前向きな選択なのかもしれませんね。  世話人 パウラ