色々あるのにわたしたち頑張ってます

 5月6日(土)の分かち合いは13人の参加者で行いました。

今回は「わたしの気になる症状」というお題で分かち合いを行いました。

 鬱状態と言うと一般的には気分の落ち込みや意欲の低下といった状態を思い浮かべますが、それ以外にも色々な症状が現れ、日々の生活に支障をきたすことがあることを分かち合いました。ちなみにわたしは、調子が下降してくると、注意力が散漫になり、忘れ物が増えたり、たった今しがた自分が何をしようとしていたのかな?とはたと思い出せなくなってしまうことがあり、これが調子が下降しているバロメーターだと自覚しています。

 後半には、少しお題を離れて自分の思いを自由に語り合う時間を持つこともできました。

その中でも今日は特に、「自分の病気や障害は完治しないと諦めて生きていく」という話題がわたしの心に残りました。鬱は心の風邪などとは、製薬会社の宣伝文句にすぎず、実際には風邪どころか複雑骨折ではないかと思うくらいわたしたちは長い間鬱に苦しめられながら生きてきました。そして鬱症状以外にも認知機能の障害や不安の症状等、多くの付随する症状に苦しみながら日々を送っています。そのような苦しさの中で、わたしたちは時として「諦める」ということを余儀なくされることもあるのです。しかし、それでもその諦めの先に病気や障害を抱えながらも自分なりの工夫をしながら、自分なりの歩幅で歩き、たとえそれが健康な人から見ればほんのささやかなことであったとしても、自分なりの楽しみや生きがいをもって人生を生きることができるのではないかということに、本日の分かち合いを通して気づかせていただきました。 

                                     パウラ