胸を張って、共に歩みましょう

 7月1日(土)、定例の分かち合いを行いました。参加者は13人。本日もいつものように自分の病気のストーリーを語りながら自己紹介をした後、グループに分かれて語り合う時間を持ちました。本日のお題は「わたしの支えになっていること」でした。

 鬱に翻弄され辛い毎日を送る中でも、今、生きているということは、おそらく何かに支えられているからなのだと思います。改めて何に支えられてこのしんどい毎日を曲がりなりにも生きることができているのかと振り返ってみました。ペットや趣味など様々なものに支えられているという声が出されました。しかし、やはり最後には結局「人」に支えられているのではないかという声があちこちで聞かれました。

 精神疾患を患ったことで様々な偏見、人々の心ない言葉に傷つくことがたくさんあったものの、それでもやはり「人」の暖かさに触れる時、わたしたちはもう少し生きてみようと思うものなのでしょう。

 鬱状態に陥って辛いとき、一歩外に出ると周りの人々はみんな健康で輝いて見え、なぜ自分だけがこんなに苦しい思いをしなければならないのだろうと、本当に悲しく惨めな気持ちになります。でも、心を開いて一歩踏み出してみると、実はこの社会の中には、わたしたちと同じような辛い気持ちを抱えながら生きている人が本当にたくさんいることがわかります。この社会は決して健康な人だけで構成されているわけではないのです。

 鬱状態は本当に苦しくいつぬけ出せるのかもわからない真っ暗なトンネルを歩いているような状態です。それでも、わたしたちは実はそんなに少数派ではないのです。

だからわたしたちは辛くても生きて行かなくてはならないのです。いえ、胸を張って生きて行ってよい存在なのです。

 辛いとき、胸の中の思いを素直に語り合い、支え合える場として、マ・カタリーナはこれからも細々とではありますが活動を続けて行きたいと思います。

皆様、共に歩んでいきましょう!  パウラ