障害の有無を超えた出会いを

 8月3日(土)分かち合いを行いました。参加者は11名。今回は「人との出会い」をテーマに語り合いました。

 「マ・カタリーナの場では素の自分でいられる」「分かち合いの場で癒されることを毎月楽しみにしている」等と、マ・カタリーナでの人との出会いを喜ぶ声が多数聞かれました。これとは逆に、「一歩社会に出ると、自分の障害のことを隠さなければならないので疲れる」「人を信用できない」という声も多数聞かれました。

 私たちは自分と似たような体験をした人とは共感し合え、安心して出会うことができるようです。一方で自分のこの特殊な体験などとうてい分かってはもらえないだろうと思う人には、存在を否定されるのではないかと怖くて心を開くことができません。

 似たような体験を持った人たちと出会って共感し合い安らぎや勇気を得ることはとても大切なことだと思います。一人でも多くの方が安らぎや勇気を得て生き抜くことができるためにこれからもマ・カタリーナの活動を細々とでも続けて行きたいと心を新たにしました

それと同時に、わたしたちのことをとうてい分かってはもらえないと思うような人々にも、精神疾患のことを知ってもらい、障害の有無という隔たりを超えたところでの出会いが生まれるような活動にも参画していかなくてはならないと思いを新たにさせられる分かち合いでした。  パウラ